研究施設訪問 (2025.11.26)

地球環境変動フィールドワークを実施
CAMPUS-Asia6では、地球環境変動によって生じる課題への理解を深め、その解決に向けた方策を考えることを目的としたフィールドワーク型学修活動を、多文化共修活動との連携のもと実施しました。本活動には、CAMPUS-Asia6の参加学生16名(中国・韓国・タイ・マレーシア・インドネシア)、多文化共修活動学生(日本人学生5名)の計21名の学類生・大学院生が参加しました。
本活動では、2025年11月18日に事前学習を行った後、11月26日に茨城県つくば市内に所在する3つの研究施設を訪問しました。

研究施設訪問
● 筑波実験植物園
筑波地区の植生をはじめ、地球温暖化と生物多様性との関係について、研究者より英語による解説が行われました。学生は、地域の自然環境に関する理解を深めるとともに、地球規模の環境課題について学ぶ機会となりました。また、世界各国の植物が展示されている温室の見学では、学生同士が自国の植生について同じグループのメンバーに紹介する場面が見られました。植物の特徴や生育環境の違い、さらには各地に共通する点などについて意見を交わしながら、互いに新たな発見を楽しむ様子が見られました。


●産業技術総合研究所 AIST-Cube(アイストキューブ)
2025年にリニューアルされた産業技術総合研究所の常設展示施設「AIST-Cube」において、英語による展示の案内を受けました。さまざまな視点から最先端の技術や「ちょっと先の未来」を体感できる構成となっており、参加学生は高い関心を持って見学に臨みました。
世界を取り巻く社会課題をテーマとしたエリアでは、エネルギー・環境・資源制約への対応や、自然災害からの回復力を備えた社会の実現に向けた展示が行われており、学生は持続可能な未来を支える技術革新を肌で感じる機会となりました。

●気象庁 気象研究所
気象研究所では、概要説明の後、研究者より気候データ解析、気象予測、防災に関する説明が行われました。異常気象の増加や気候変動に伴う変動性、災害リスク低減といった地球規模の課題との関連性が示され、参加者からは「精度の高い科学データと予測システムが、世界各地における人命、社会基盤、さらには経済を守る上で不可欠であることを改めて認識した」との感想が聞かれました。
また、屋外の観測施設も見学し、第一線で活躍する研究者に直接質問をする機会を得るなど、非常に貴重な学びの場となりました。

学生は、各研究施設における最先端の研究内容や取り組みについて学び、地球環境変動が社会に及ぼす影響や、その解決に向けた多角的なアプローチへの理解を深めました。帰着後には事後学習を実施し、学びの振り返りを行いました。

本活動の特筆すべき点として、事前学習、研究施設見学、事後学習のすべての過程において、出身国を混合したグループ編成を基本とし、グループ単位で活動を行ったことが挙げられます。これにより、学生は国籍、文化、言語、さらには研究分野の違いを越えて主体的に意見交換を行い、相互理解を深めるとともに、協働的に課題に取り組む貴重な経験を得ることができました。

さらに、研究施設間の移動中のバスにおいても、グループごとに着席し交流を図りました。通常、このような活動では同じ出身国の学生同士が母国語で会話する場面も多く見られますが、今回は長い移動時間を活用し、多国籍の学生同士が共通の話題を探しながら英語でコミュニケーションを楽しむ姿が随所で見られ、本活動ならではの学びと交流が一層深まる機会となりました。

Translate »