2025年3月13日(木)及び3月14日(金)の2日、教育学学位プログラムで毎年開催を行っているハイブリット型国際学生カンファレンス (Hybrid International Student Conference (HISC)) と本学が令和3年度に採択された大学の世界展開力強化事業「アジア高等教育共同体(仮称)形成促進(タイプB:CAプラスプログラム)『地球規模課題解決に資する教育政策マネジメント専門人材育成プログラム』」(CAMPUS-Asia6)の合同国際会議が開催されました。
これまで本学の教育学関連組織が構築してきたネットワークを通じてHISCに本学を含めた7か国・9大学(海外大学:東北師範大学(中国)、アバイ・カザフ国立教育大学、韓国教員大学校、ヒュマニタス大学(ポーランド)、クラクフ教育委員会大学(ポーランド)、モスクワ市立大学(ロシア)、コンケン大学(タイ)、シーナカリンウィロート大学(タイ))からオンライン・対面で約240名の学生が参加するとともに、CAMPUS-Asia6のコンソーシアムを構成する本学を含めた6か国・6大学(海外大学:華東師範大学(中国)、バンドン工科大学(インドネシア)、韓国教員大学校、マレーシア工科大学、コンケン大学(タイ))から教職員及び学生(CAMPUS-Asia6プログラム修了生)18名が対面参加し、総勢約260名が参加しました。CAMPUS-Asia6は教育学に加えて環境学、物質・材料科学によりプログラムが構成されていることから、様々な分野の学生の間で地球規模課題解決のための活発なディスカッションが行われる、国際的・学際的な国際会議となりました。
国際会議開催期間中にはコロナ禍において開催ができなかった、CAMPUS-Asia6のコンソーシアム大学による対面の会議が初めて開催され、冒頭CAMPUS-Asia 6実行委員長の清水美憲人間系教授より、本事業の事業推進責任者である加藤光保副学長(教育担当)からの本事業実施への謝意が伝えられるとともに、6大学の教職員による本事業の振り返りと今後の展望についての意見交換が行われました。また、会議に引き続きCAMPUS-Asia6学生によるプログラム参加の所感が発表され、今後プログラムを発展させるための意見交換が行われました。
国際会議終了後はレセプションが開催され、本学も構成員として参画する茨城県MICE誘致推進協議会による支援を受けた茨城県の特産品も提供される中、カンファレンス参加学生の表彰とTsukuba Short-term Study Program (TSSP) として実施された本会議のプログラム修了書の授与が行われるとともに、参加者同士が歓談する様子が見られました。
国際会議に先立ち、中国、カザフスタン、韓国、ポーランド、タイからの計12名の学生は3月11日から本学を訪問しました。彼らは本学の大学院生3名とともに,文部科学省やつくば市内の小学校などの教育関連施設を視察しました。更にCAMPUS-Asia6のコンソーシアム教職員によるプログラムのフィールドワーク実施現場を訪問するエクスカーションも行われました。
本国際会議の開催を通じて本学の教育研究の国際的ネットワークの展開が促進されました。
関連リンク
1)大学の世界展開力強化事業(日本学術振興会)
https://www.jsps.go.jp/j-tenkairyoku/
2)ハイブリッド型国際学生カンファレンス(HISC)2025
https://www.oisc-tsukuba.jp/
3)CAMPUS-Asia6
https://campusasia6.education.tsukuba.ac.jp/
4)茨城県MICE誘致推進協議会
https://mice.pref.ibaraki.jp/
合同国際会議集合写真
CAMPUS-Asia6会議における学生とコンソーシアム教職員との意見交換
合同国際会議における学生同士のグループ別ディスカッションの様子
レセプションの様子
視察会場(文部科学省・国立教育政策研究所)前での学生の集合写真
CAMPUS-Asia 6プログラムフィールドワーク実施会場エクスカーションの様子
(国土地理院「地図と測量の科学館」)