STEP 1.
交流プログラムAは教育学をコアとする内容である。学生は「フィールドワーク研究」、「教育学演習」、「教育学研究法」等の科目の中から3単位以上を選択して履修する。それらの履修を通じて教育学の専門的教養を深めるとともに、教育学における質的研究の方法(インタビュー、参与観察等)と英語による研究成果発表の技法などを習得する。この選択科目の履修にあたっては、メンター教員による指導助言を受ける。
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STEP 2.
「課題解決特別演習」の履修では、華東師範大学、韓国教員大学校、コンケン大学の3大学を訪問する。メンター教員の指導助言を受けて、具体的な訪問スケジュールを確定する。
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STEP 3.
各派遣先のパートナー校では、学生自身が設定した地球規模課題に焦点づけて、当該国または地域でのフィールドワーク(インタビュー、観察を含む実地調査)を実施し、諸課題の要因を社会科学的および自然科学的な観点から広い視野で捉えるとともに、それらの多様性・複雑性に対する理解を深める。フィールドワークの具体はパートナー校のメンター教員の指導助言に基づいて検討する。
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コロナ禍における渡航制限や現地での行動制限等がある場合は、パートナー校と綿密に情報共有をはかった上で渡航先の順序、 渡航先でのフィールドワーク内容と滞在期間を確定させる。
*コロナ禍の制限によりフィールドワークの実施ができない場合には、民間業者と協力して作成したバーチャールフィールドワークのコンテンツを使用し、パートナー校のメンター教員、参加学生と一緒にバーチャルなフィールドワークを実施する。
STEP 4.
フィールドワークによって得られた情報に基づいて、自分自身が設定した地球規模課題の要因を考察し、各自がレポートにまとめる。このレポートは華東師範大学、韓国教員大学校、コンケン大学の各パートナー校において作成する。
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STEP 5.
学生は、帰国後、このレポートを提出する。